🕊️ カモメ21:これからのカモメ ― 人と海のあいだで ―

カモメシリーズ

カモメは、これからも海辺に立ち続けるだろう。
だが、その立ち位置は、少しずつ変わっていく。

海の形が変わり、
人の暮らしが変わり、
境界のあり方が更新されていくなかで。

カモメは、未来を予測する鳥ではない。
変わったあとに、姿を変えて現れる鳥だ。

🕊️ 目次

🌊 1. 変わり続ける海辺

埋め立て、護岸、港湾整備。
海辺は、これまでも何度も姿を変えてきた。

自然な干潟が減り、
人工的な岸が増える。

その変化は、
すぐにカモメの行動として表れる。

どこに集まり、
どこから姿を消すのか。
カモメは、変化の結果を最初に見せる。

🏙️ 2. 人との距離は固定されない

人とカモメの距離は、
近づいたり、離れたりを繰り返してきた。

港が栄えれば近づき、
管理が強まれば離れる。

それは、
好き嫌いの問題ではない。

条件が合えば近づき、合わなければ去る
それが、野生としての一貫した態度だ。

🧭 3. 選択肢を残すということ

カモメに必要なのは、
安全な未来ではない。

海、河口、干潟、港。
使える場所が複数あること。

一つの環境に依存しないことで、
変化に対応できる。

人ができるのは、
選択肢を消しすぎないことだ。

🔄 4. 境界に立つ鳥として

カモメは、
陸でもなく、海でもない場所を生きてきた。

境界は、不安定だ。
だが同時に、最も豊かな場所でもある。

その場所に立ち続けることで、
カモメは変化を受け止めてきた。

これからも、
人と海のあいだに、
白い影として現れ続けるだろう。

🌊 詩的一行

カモメは、境界が残るかぎり、そこに立ち続ける。

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