幹とは? ― 自然の中での意味と使われ方

自然用語集

🌱定義

「幹(みき)」とは、の中心を支え、をつなぐ太い部分のこと。
水分や養分を運び、
木がまっすぐ立ち続けるための“柱”となる。

幹は、木の強さ・年齢・環境を映す
自然の記録でもある。


🌾もう少し深く

幹の内部には、

  • 道管(どうかん):根から水分を運ぶ
  • 師管(しかん):葉でつくられた栄養を運ぶ

という二つの通り道がある。

幹が年々太くなるのは、
外側に新しい層が重なっていくためで、
その跡が年輪として残る。

年輪の幅や色の違いを見ると、
その年の気温・雨の量・木の成長具合まで読み取れる。

森の幹は、
傷の跡、苔の色、曲がり方など、
その場所で生きてきた歴史そのもの。


🌬使われ方

「幹」という言葉は、
自然の外でもよく使われる。

  • ものごとの中心(組織の幹、話の幹)
  • 幹線(主要な道)
  • 幹部(中心となる人)

“中心・土台・太い流れ” を表す象徴として使われる。


💬使用例と観察

森の中で幹に触れると、
ざらつきや冷たさ、苔の湿り気が伝わる。

その一本には、
季節を越えてきた時間が静かに重なっている。


実際に記事内で使用した例:

🐻古いブナの幹に | 🌳 コナラの幹 | 🏷️ 用語集へ戻る

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