落ち葉の下から、
ひと回り大きな殻が現れる。
同じカタツムリでも、
「大きい」というだけで、
そこにかかる時間と重さはまったく違って見える。
オオケマイマイは、
日本に生息する陸生カタツムリの中でも、
大型という特徴をそのまま背負って生きる種だ。
【基礎情報】
- 分類:軟体動物門/腹足綱/ナンバンマイマイ科
- 和名:オオケマイマイ
- 学名:Euhadra peliomphala
- 分布:本州(主に中部以西)
- 生息環境:山地の森林、湿った林床、落ち葉層
- 体サイズ:殻径 約40〜55mm
- 活動:夜間・雨天時に活動
- 食性:植物、菌、腐植
- 特徴:大型で厚みのある殻、重量感のある外見
🐌 目次
🌲 1. どんな環境にいるか
オオケマイマイは、
里山よりも、やや奥まった森林で見られることが多い。
厚く積もった落ち葉、
湿り気を保つ土壌、
人の出入りが少ない場所。
大型であるがゆえに、
環境の安定性が強く求められる。
🐚 2. 大きな殻という特徴
殻は直径が大きく、厚みもある。
小型種に比べ、破損しにくい。
一方で、
重さは移動の負担になる。
オオケマイマイは、
頻繁に動くことを前提にしていない。
限られた範囲で、確実に生きる設計だ。
⏳ 3. 大きくなるまでの時間
大型になるには、時間がかかる。
オオケマイマイが成熟するまでには、
複数年を要すると考えられている。
乾燥期や低温期には成長が止まり、
条件が整ったときだけ、殻が伸びる。
そのため、
殻には「止まった時間」の跡が残りやすい。
🧭 4. 大型種としての位置づけ
大型であることは、
捕食に対して一定の耐性をもたらす。
だが同時に、
環境変化への弱さも抱える。
オオケマイマイは、
安定した森があってこそ成立するカタツムリだ。
🌙 詩的一行
オオケマイマイの殻は、時間の重さをそのまま抱えている。
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