🕊️ カモメ15:ズグロカモメ ― 干潟と保全の象徴 ―

カモメシリーズ
  • 分類:鳥類/チドリ目/カモメ科(ズグロカモメ属 Chroicocephalus
  • 学名:Chroicocephalus saundersi
  • 和名:ズグロカモメ
  • 英名:Saunders’s Gull
  • 分布:東アジア沿岸(中国・朝鮮半島・日本)
  • 体長:約32〜34cm 翼開長:約84〜90cm 体重:約200〜300g
  • 生息環境:干潟、河口、沿岸湿地
  • 食性:ゴカイ類、小型甲殻類など底生無脊椎動物
  • 繁殖:中国沿岸部の湿地で繁殖(2〜3卵)
  • 特徴:冬羽で白い頭、夏羽で淡い黒色の頭部
  • 観察ポイント:冬の干潟、潮が引いた時間帯
  • 保全:VU(危急)

干潟に立つ、小さな白いカモメ。
派手な声も、強い存在感もない。

ズグロカモメは、
干潟が残っているかどうかを示す鳥だ。

その姿は、
海辺の豊かさがまだ続いていることを、
静かに知らせている。

🕊️ 目次

🏞️ 1. 干潟に依存する生活

ズグロカモメは、
干潟から離れて暮らすことができない。

潮が引いたときに現れる地面を歩き、
餌を探す。

水面ではなく、
露出した泥の上が生活の場だ。

🦐 2. 底生生物を食べるという選択

主な餌は、
ゴカイ類や小型甲殻類。

これは、
干潟が健全であることを前提とした食性だ。

魚に依存しない分、
環境変化の影響を直接受けやすい。

🌍 3. 減少の背景

ズグロカモメの個体数は、
長期的に減少している。

主な原因は、
沿岸域の埋め立てや干潟の消失だ。

この鳥は、
環境が失われたことを、
数で示してしまう

🔍 4. 他のカモメとの違い

ズグロカモメは、
体が小さく、行動範囲も限られる。

  • 生息地:干潟に限定
  • 行動:歩行主体

「どこにでもいるカモメ」ではない。
だからこそ、存在が貴重だ。

🌊 詩的一行

ズグロカモメは、干潟が失われた場所から、静かに消えていく。

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