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アデリーペンギンのヒナが育たない年― 南極の海氷が変える繁殖のゆくえ(2025年11月)

南極のアデリーペンギンコロニーで、ヒナがほとんど育たない「繁殖失敗」の年が増えています。海氷の割れ方や残り方の変化が、親鳥の採餌とヒナの生存にどのような影響を与えているのか、最新の観察結果を解説します。
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見えない生き物たちを守る計画
― 微生物多様性、ついに世界保全の議題へ(2025年11月)

地球生命の基盤である微生物多様性を保全するため、IUCNが専門組織MCSGを新設。微生物を国際保全枠組みに組み込む初のロードマップが公開され、世界的な保護体制が動き始めました。
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鳥インフルエンザが南極圏に広がる兆し― Heard Island のゾウアザラシに異変(2025年11月25日)

南極圏のHeard Islandで、ミナミゾウアザラシにH5N1鳥インフル感染の疑い。通常の繁殖期に見られない死亡増加が観測され、生態系への影響が懸念されています。原因と最新調査状況をわかりやすく解説。
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海氷が早く割れる年 ― 北極海で続く“足場の消失”(2025年11月20日)

北極海で例年以上に早い“氷割れ”が広がり、海鳥の繁殖地として重要な海氷が急速に消失。海水温上昇や風の変化が背景にあるとされ、極北の生態系に深刻な影響が懸念される最新の観測報告。
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森の奥でまだ続く物語 ― アマゾンで新種サル4種を発見(2025年11月21日)

アマゾン熱帯雨林の未踏査域で、新種のサル4種が発見された。音声解析とDNA調査で明らかになった“隠れた多様性”と、森林伐採が進む地域で残された最後のゆりかごを伝える世界自然ニュース。
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世界の取引と生き物たち ― ワシントン条約第20回締約国会議へ(2025年11月17日)

絶滅のおそれのある野生動植物を守る国際枠組み・ワシントン条約(CITES)の第20回会議がサマルカンドで開催。キリンやウナギ属など国際取引に関わる種の保全をめぐり、世界の判断が問われる。
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乾きゆく湿地で見つかった“失われた魚” ― Moema claudiae 再発見(2025年11月16日)

20年以上姿を消していた年魚 Moema claudiae が、ボリビア東部の脆い湿地で再発見。短い雨季にだけ現れる池で命をつなぐ“小さな魚”が示す、気候変動下の湿地保全の重要性を伝える最新の生物ニュース。
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「森に咲く星」― インド北東部の山林で、希少ホヤ2種を新記録(2025年11月10日)

インド・アルナーチャル州の山林で、希少なホヤ属植物2種が新たに記録。分布は数キロ四方に限られ、保全が急務とされる。森に咲く“星の花”が示す熱帯林の豊かさと脆さを伝える最新の自然ニュース。
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卵を産まないカエル ― タンザニア山地で見つかった“ミニガエル”の誕生(2025年11月)

タンザニア東部山地で、オタマジャクシ期を経ずに“カエルの姿”で生まれる新種が発見された。進化の巧妙さを物語る命の形。
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闇の細い指 ― 溶岩トンネルで見つかった擬サソリ(2025年11月)

光の届かない溶岩トンネルで、新種の擬サソリが報告された。目を捨て、触覚で世界を読む小さな捕食者。足元の“見えない多様性”をのぞく。