ミカンシリーズ

ミカンを通して人と自然の関わりを振り返る最終章。観察・暮らし・継承をまとめ、季節と共に生きる感覚を静かに描く。

ミカンの種から芽へと続く命の循環を観察。発芽、苗の成長、接ぎ木による継承を通して、果実が生まれ変わる自然のリズムを描く。

ミカン農家の一年を描く。春の花、夏の手入れ、秋冬の収穫。自然と共に働く手の記録を通して、果実と季節の関係を記す。

正月飾りの橙（だいだい）に込められた意味を解説。鏡餅の上の果実が象徴する「家族・継承・祈り」を、日本の冬の暮らしとともに描く。

冬の家庭文化におけるミカンの役割を観察。こたつ・保存・家族の時間を通して、日本人の冬の暮らしと果実の関係を描く。

ダイダイ（橙）の起源・特徴・文化的意味を解説。落ちない果実として「代々＝続く命」を象徴し、正月飾りに使われる縁起の柑橘を観察する。

早生・晩生温州の違いを観察。糖度・酸度の推移、熟期を分ける農家の技、季節と暮らしの関係を解説する。

日向夏の起源・特徴・食べ方を観察。黄色い果皮と白い内果皮（わた）を一緒に味わう独特の柑橘。宮崎を中心に春に出回る果実を丁寧に描く。

はるかの起源・特徴・味を紹介。日向夏の枝変わりから生まれた淡い黄色の柑橘。酸味が少なく、春のやわらかな味わいを持つ果実を観察する。

はるみの起源・特徴・味わいを紹介。清見とポンカンの交配によって生まれた、やわらかな香りと優しい甘みの柑橘を観察する。