カニ（海）シリーズ

冬の深海で静かに生きるズワイガニ。日本海の底で雪のように歩く姿を、海の静寂と人の暮らしの中に描く。『蟹 ― 海を歩くもの ―』第4話。

潮が満ち、引き、また満ちる。その循環の中で命が生まれ、還っていく。海の呼吸の中で生きる蟹たちを描く、『蟹 ― 海を歩くもの ―』第3話。

海の底で、ゆっくりと歩く蟹たち。泳ぐことを選ばず、潮の抵抗を受け流しながら進む姿に、海の重力と命のリズムが宿る。『蟹 ― 海を歩くもの ―』第2話。

海の底や潮だまりを歩く蟹たち。ズワイガニ、ケガニ、イソガニ、スナガニ――潮とともに生きる命を静かに描く、せいかつ生き物図鑑の海の章『蟹 ― 海を歩くもの ―』。潮のリズムと記憶をめぐる生命誌。