🕊️ カモメ11:オオセグロカモメ ― 港に立つ支配者 ―

カモメシリーズ
  • 分類:鳥類/チドリ目/カモメ科(カモメ属 Larus
  • 学名:Larus schistisagus
  • 和名:オオセグロカモメ
  • 英名:Slaty-backed Gull
  • 分布:北西太平洋沿岸(日本では留鳥〜冬鳥)
  • 体長:約60〜67cm 翼開長:約145〜155cm 体重:約1.2〜1.6kg
  • 生息環境:海岸、港湾、漁港、外洋沿岸
  • 食性:魚、甲殻類、海鳥、残滓など
  • 繁殖:北方沿岸・島嶼で集団繁殖(2〜3卵)
  • 特徴:濃い灰黒色の背、太い嘴、がっしりした体格
  • 観察ポイント:冬の漁港で最上位に立つ大型カモメ
  • 保全:LC(低懸念)

港で群れるカモメの中に、
一段と大きく、動かない個体がいる。

近づく鳥は距離を取り、
餌場でも自然と周囲が空く。
それがオオセグロカモメだ。

この種は、カモメ社会の中で明確な存在感を持つ。

🕊️ 目次

🪶 1. 体格が生む位置

オオセグロカモメは、
日本で見られるカモメ類の中でも最大級だ。

体が大きいことは、
それだけで周囲に影響を与える。

争わずとも、
近づかれにくい距離が自然に保たれる。

🐟 2. 食べる力と選択

この種は、魚だけでなく、
他の海鳥や大きな獲物も扱える。

嘴は太く、力があり、
食べられる範囲が広い。

だが、無闇に奪うわけではない。
確実に得られる場面を選ぶ。

🏙️ 3. 港という舞台

漁港は、オオセグロカモメにとって好条件だ。
大型個体が力を発揮しやすい。

船、人、廃棄物。
環境が複雑なほど、
体格と経験がものを言う。

この種は、
港という人工環境を、
力の使いどころとして理解している

🔍 4. セグロカモメとの違い

外見は似ているが、
オオセグロカモメは全体に重い印象を持つ。

  • 背の色:より濃い灰黒色
  • 体格:一回り大きく、厚みがある

並んだとき、
「場の空気」が変わるほうがオオセグロだ。

🌊 詩的一行

オオセグロカモメは、動かずに、場所を支配してきた。

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