トカゲは、人を襲わない。
毒も持たず、積極的に近づくこともない。
それでも、嫌われることがある。
理由は単純な危険性ではなく、
感覚のずれに近い。
この回では、トカゲがなぜ敬遠されやすいのかを、
恐怖・誤解・距離感という三つの側面から見ていく。
🦎 目次
😨 1. 怖さの正体
トカゲに向けられる「怖い」という感情は、
具体的な経験から生まれることは少ない。
噛まれたわけでも、
追いかけられたわけでもない。
多くの場合、それは
説明できない不安として現れる。
速く動き、突然姿を消す。
その予測しにくさが、恐怖に変わる。
👁️ 2. 見慣れなさという違和感
トカゲの体は、人に似ていない。
毛もなく、表情も読み取りにくい。
目の位置、まばたきの少なさ、
止まったままの姿勢。
それらが、「感情がない」という誤解を生む。
だが実際には、
感情を外に出さないだけだ。
📏 3. 距離が測れない生き物
犬や猫は、距離の取り方がわかりやすい。
近づく、離れる、視線を向ける。
トカゲは違う。
距離を保ったまま、突然動く。
この「読めなさ」が、
人を不安にさせる。
距離が測れない相手は、
本能的に避けられやすい。
🧩 4. 誤解が重なっていく仕組み
怖い、気持ち悪い、よくわからない。
その言葉が重なり、意味が固定されていく。
やがて、トカゲは
「嫌われる生き物」という枠に押し込められる。
だがその多くは、
知らなかっただけで説明がつく。
理解が遅れた分だけ、
距離が広がった。
🦎 詩的一行
トカゲは、危険だからではなく、わからなかったことで遠ざけられてきた。
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