🧾 基礎情報
- 分類:爬虫類/有鱗目/イグアナ科
- 学名:Iguanidae(広義)
- 分布:中南米、ガラパゴス諸島、カリブ海周辺
- 全長:1〜2m前後(種による)
- 活動:昼行性
- 生息環境:森林、河川沿い、海岸部
- 食性:草食中心(葉・花・果実)
- 繁殖:卵生
- 特徴:大型の体、背中のクレスト、長い尾
枝の上に、重たい体が乗っている。
落ちる気配はなく、急ぐ様子もない。
イグアナは、食べるものを変えることで大きくなったトカゲだ。
多くのトカゲが昆虫を追う中で、
イグアナ類は植物を主な資源として選び、
その選択が、体の大きさと生活様式を変えていった。
🦎 目次
🌿 1. 草食という分岐点
草食は、爬虫類にとって簡単な選択ではない。
植物は栄養効率が低く、消化にも時間がかかる。
それでもイグアナ類は、量を安定して得られる資源を選んだ。
昆虫のように探し回らずとも、葉はそこにある。
この選択が、
移動量を減らし、体を大きくする方向へと進化を導いた。
🦷 2. 植物を食べる体のしくみ
イグアナの歯は、鋭く切り裂くためのものではない。
葉を噛みちぎる形に整っている。
- 歯:のこぎり状で植物向き
- 腸:長く、発酵に適する
- 代謝:ゆっくり
消化に時間をかけられるのは、
捕食者に追われにくい体の大きさがあるからだ。
草食は、体全体で成立している。
🌳 3. 高い場所での暮らし
多くのイグアナ類は、樹上で過ごす。
枝の上で日光浴をし、葉を食べ、そのまま休む。
地上に降りるのは、移動や産卵のときだけだ。
- 利点:捕食者が少ない
- 資源:葉が豊富
- 視界:広く見渡せる
高さは、防御であり、生活空間でもある。
🧠 4. 大きさがもたらす余裕
体が大きくなると、行動は変わる。
急ぐ必要がなくなり、選択に幅が出る。
イグアナは、無駄に争わない。
必要以上に動かず、環境に体を預ける。
大きさは、力ではなく余裕として働いている。
🦎 詩的一行
イグアナは、食べるものを変えて、時間の流れを変えた。
🦎→ 次の記事へ(トカゲ16:カメレオン類)
🦎→ 前の記事へ(トカゲ14:アオジタトカゲ)
🦎→ トカゲシリーズ一覧へ
コメント