🧾 基礎情報
- 分類:爬虫類/有鱗目/トカゲ科
- 学名:Plestiodon japonicus
- 分布:日本(本州・四国・九州)
- 全長:15〜25cm
- 活動:昼行性
- 生息環境:里山、林縁、石垣、庭先
- 食性:昆虫食(甲虫、クモなど)
- 繁殖:卵生(初夏に産卵)
- 特徴:幼体は青い尾を持つ
日本で「トカゲ」と言われて、多くの人が思い浮かべるのがニホントカゲだ。
石垣のすき間や、庭の縁で、
日向ぼっこをしている姿を見たことがある人も多い。
派手ではない。
だが、日本の地表に最もよく馴染んだトカゲと言える存在だ。
この回では、ニホントカゲがどのように日本の環境に適応し、
身近な場所で生き続けてきたのかを見ていく。
🦎 目次
🇯🇵 1. 日本のトカゲという立ち位置
ニホントカゲは、日本の気候と地形に強く適応している。
湿度があり、四季の差がある環境でも、安定して個体数を保ってきた。
森林だけでなく、里山や住宅地にも入り込む。
これは、特定の自然環境に依存しすぎない体と行動を持つためだ。
「身近にいる」という事実そのものが、
ニホントカゲの適応力を物語っている。
🔵 2. 青い尾 ― 幼体が持つ意味
ニホントカゲの幼体は、鮮やかな青い尾を持つ。
成体になるにつれて、この色は失われていく。
- 役割:捕食者の注意を尾に向ける
- 行動:自切と組み合わされる
- 変化:成長とともに地味な色へ
幼体は、成体よりも捕食されやすい。
そのため、目立つ尾を囮にする戦略が有効になる。
青い尾は、弱さを補うための設計だ。
🏡 3. 暮らしの場所 ― 人の近くで生きる
ニホントカゲは、人を避けすぎない。
むしろ、人の作った環境を静かに利用している。
- 石垣:日光浴と隠れ場所
- 庭:昆虫が集まりやすい
- 空き地:地表が開けている
重要なのは、人の存在ではなく、
人が使わない時間帯と隙間だ。
ニホントカゲは、生活圏をずらすことで共存している。
☀️ 4. 行動の特徴 ― 典型的なトカゲの一日
朝、石の上で日光浴をする。
体温が上がると、短い移動と採餌を行う。
暑くなれば物陰に退き、
夕方にもう一度、姿を現す。
派手な行動はない。
だがその積み重ねが、長く続く生存を支えている。
🦎 詩的一行
ニホントカゲは、日本の地表に、静かに馴染み続けてきた。
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