🐟 タイ14:チダイ ― 似て非なる赤 ―

タイシリーズ

🐟 基礎情報

  • 分類:スズキ目・タイ科
  • 和名:チダイ(血鯛)
  • 学名:Evynnis japonica
  • 英名:Crimson seabream
  • 分布:日本近海、西太平洋沿岸
  • 主な生息環境:沿岸〜沖合の砂地・岩礁縁
  • 水深:水深20〜200m前後
  • 体長:最大50cm前後
  • 食性:甲殻類・多毛類・小型底生生物
  • 特徴:やや細身の体形、赤みの強い体色

マダイと並べられることの多い魚がいる。
見た目はよく似ていて、
色もまた赤い。

だが、同じ海にいても、
選ぶ場所や動き方は少し違う。
それが、チダイだ。

チダイは、マダイの代わりとして語られがちだが、
実際には、別の道を選んできたタイである。

🐟 目次

🌊 1. チダイの基本的な生き方

チダイは、沿岸からやや沖合にかけて生息する。
マダイよりも、
少し深い水深を選ぶ傾向がある。

群れで見られることも多く、
底近くを一定のリズムで移動する。

大きな回遊はせず、
環境の変化に合わせて、
水深を微調整しながら暮らしている。

📏 2. マダイとの違い

外見が似ているため、
混同されることが多い。

だが、体をよく見ると、
チダイはマダイよりもやや細身で、
体高が低い。

  • 体形:チダイはやや細長い
  • 成長:マダイほど大型にならない

この違いは、
使う環境と餌の違いから生まれている。

🪨 3. 使う場所の違い

チダイは、
岩礁の縁や、砂地が広がる沖合を好む。

マダイが境界を行き来するのに対し、
チダイはやや均質な環境を選ぶ。

この棲み分けによって、
同じ海域でも競合を避けてきた。

🎨 4. 赤の質感

チダイの赤は、
マダイよりも濃く、
暗さを含む。

深めの水深では、
この色合いが背景に溶け込みやすい。

同じ赤でも、
意味は同じではない

🌊 詩的一行

チダイは、似た姿の陰で、別の赤を選び続けてきた。

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