水の中では、
すべてが流れている。
命も、
栄養も、
時間も。
その流れの最初に、
いつも置かれているのが、
植物プランクトンという存在だ。
🌱 目次
🔆 1. 光が循環を動かす
植物プランクトンが扱うのは、
光という、
最も基本的なエネルギーだ。
太陽から届いた光は、
水面を越え、
有光層に差し込む。
そこで初めて、
光は物質へと姿を変える。
二酸化炭素と水が、
有機物になる。
この変換がなければ、
水域に、
持続する命の流れは生まれない。
🔄 2. つくられて、渡されて、戻る
植物プランクトンがつくった有機物は、
長く留まらない。
動物プランクトンに食べられ、
魚に渡り、
やがて分解される。
分解された栄養は、
再び水に戻り、
次の一次生産を支える。
生態系は、
積み上げではなく、
回り続ける仕組みで成り立っている。
🌊 3. 基盤は見えない場所にある
森では、
幹や葉が基盤として意識される。
だが水域では、
基盤は目に見えない。
植物プランクトンは、
姿を残さず、
景観を形づくらない。
それでも、
魚も、
貝も、
人の暮らしも、
この見えない層の上に立っている。
⚖️ 4. 崩れにくさとしての循環
循環は、
強さではなく、
しなやかさによって保たれている。
植物プランクトンは、
一つ一つは脆く、
短命だ。
だが、
数と速度、
更新の速さによって、
全体は簡単には崩れない。
基盤とは、
固定された土台ではなく、
続き続ける過程なのだ。
🌙 詩的一行
光は、姿を変えながら、水の中を巡っていた。
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