🐌 カタツムリ22:これからのカタツムリ ― 変わる環境の中で ―

カタツムリの暮らしは、
派手に変わることはない。

だが、
気づかないうちに、
周囲の条件は少しずつ変わっている。

気温、雨の降り方、
土地の使われ方。
それらは、カタツムリの体よりも先に、
生き方を揺らしている。

🐌 目次

🌦️ 1. 変わり続ける環境

近年、
雨の降り方は不安定になり、
乾燥と豪雨が極端に入れ替わる。

カタツムリにとって、
湿度の安定は生存条件そのものだ。

短い好条件のあとに、
長い不利な期間が続けば、
活動や繁殖の機会は減る。

変化は急激ではない。
少しずつ、積み重なっていく

🏙️ 2. 残る場所と消える場所

都市化や整地によって、
カタツムリが暮らせる場所は減っている。

だが、すべてが失われるわけではない。
庭の片隅、石の裏、
手を入れすぎない場所。

そうした小さな空間に、
カタツムリは残る。

生き残りは、
広さではなく、
条件の持続に左右される。

🔄 3. 適応と限界

カタツムリは、
止まることで多くをやり過ごしてきた。

だが、
止まっても回復しない条件が続けば、
その戦略は成り立たない。

適応には幅があるが、
無限ではない。

殻は万能ではない。
限界を含んだ防御だ。

🧭 4. 見続けるという関わり

カタツムリを守るために、
特別なことをする必要はない。

姿を見かけるか。
減っていないか。
同じ場所に、今年もいるか。

見続けることは、
介入よりも静かな関わりだ。

カタツムリは、
気づかれない変化を教えてくれる存在でもある。

🌙 詩的一行

カタツムリは、これからも、条件が続く場所で続いていく。

🐌← 前の記事へ(カタツムリ21:殻を背負うという生き方)
🐌→ カタツムリシリーズ一覧へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました