🐬 イルカ14:ネズミイルカ類 ― 目立たず生きる小さな仲間 ―

【基礎情報】

  • 分類:哺乳類/クジラ目/ネズミイルカ科
  • 和名:ネズミイルカ類
  • 英名:Porpoises
  • 学名:Phocoenidae
  • 分布:主に温帯〜寒帯の沿岸域
  • 生息環境:沿岸・内湾・浅海域
  • 体長:約1.2〜2.3m
  • 体重:約40〜100kg
  • 食性:小型魚類・イカ類
  • 活動:主に昼行性(地域差あり)
  • 社会性:低い(小規模または単独)
  • 繁殖:数年に1回出産、母子関係は比較的短め
  • 天敵・脅威:シャチ・混獲・沿岸開発
  • 保全状況:多くの種でIUCN:低懸念〜絶滅危惧(種差大)

イルカと聞いて思い浮かべる姿から、 最も遠い場所にいる仲間がいる。

跳ばず、 群れず、 人前に現れない。

ネズミイルカ類は、 イルカ科とは異なる系統を持つ、 小型で控えめな鯨類だ。

🐬 目次

🌊 1. ネズミイルカ類という存在

ネズミイルカ類は、 イルカ科とは別の科に属する鯨類だ。

体は小さく、 吻(口先)は短い。
歯は平たく、 魚を噛み切るというより、 押さえて飲み込む形に適している。

分類上は明確に異なるが、 一般には「イルカ」とひとまとめにされがちだ。

🔇 2. 静かな行動 ― 目立たない理由

ネズミイルカ類は、 水面で跳ねることが少ない。

背びれが水面を切り、 すぐに消える。
その動きは、 遠くからは気づきにくい。

音の使い方も控えめで、 高周波のクリックを中心に、 他の動物に察知されにくい行動をとる。

👤 3. 小さな社会 ― 群れない選択

ネズミイルカ類は、 大きな群れをつくらない。

単独、 あるいは数頭で行動することが多い。

これは、 社会性が低いというより、 沿岸という狭い環境に適した形だ。

大群は、 必ずしも有利ではない。

🧭 4. 沿岸で生きるリスク

沿岸は、 餌が豊富だが、 危険も多い。

漁網、 船舶、 水質の変化。

ネズミイルカ類は、 人の活動の影響を強く受けやすい。

目立たず生きる戦略は、 必ずしも安全を保証しない。

🌙 詩的一行

ネズミイルカ類は、気づかれないことで、海に残ってきた。

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