🐑 ヒツジ22:これからのヒツジ

これからのヒツジを考えるには、
予測ではなく、現在すでに起きている事実を整理する必要がある。

日本におけるヒツジは、
増加傾向にも、急減傾向にもない。
すでに一定の規模と役割に収まり、
その範囲の中で維持されている。

🐑 目次

📊 1. 日本における飼育頭数の現状

日本のヒツジ飼育頭数は、
長期的に見て大きな増減はない。

戦後のピーク時と比べると大幅に減少しているが、
近年は低い水準で安定している。

これは、
需要の急増も、
完全な消滅も起きていないことを意味する。

ヒツジは、日本の畜産の中で、
すでに拡大を前提としない位置にある。

🏞️ 2. 主な飼育形態

現在のヒツジ飼育は、
以下の形態に大きく分かれる。

  • 観光牧場・体験施設
  • 小規模農家による飼育
  • 教育・研究目的の飼育

いずれも、
大規模集約型ではない。

管理可能な頭数を前提とし、
人の目が常に届く範囲で飼育されている。

🍖🧶 3. 利用目的の比重

ヒツジの利用目的は、
地域や飼育者によって異なる。

  • 食肉(主に地域内消費・外食向け)
  • 羊毛(加工・手仕事・教材用途)
  • 景観・展示・体験

いずれか一つに特化する例は少なく、
複数の用途を組み合わせるケースが多い。

これは、
ヒツジ単体で収益を最大化しにくい現状を反映している。

🌍 4. 海外との位置づけの違い

海外では、
ヒツジは今も主要な家畜である地域が多い。

広い放牧地、乾燥した気候、
羊肉や乳製品の食文化が、
継続的な飼育を支えている。

日本では、
これらの条件が揃わない。

そのため、
海外と同じ発展の仕方を前提にすることはできない。

日本のヒツジは、
地域限定・用途限定の家畜として位置づけられている。

📌 詩的一行

ヒツジは、すでに決まった場所で、決まった形で飼われ続けている。

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