カビは、これからも消えない。
それは、人が失敗するからでも、 管理が追いつかないからでもない。
環境そのものが変わり続けるかぎり、 カビもまた、姿と場所を変え続けるからだ。
これからのカビを考えることは、 未来の環境を考えることに近い。
🦠 目次
🌍 1. 気候変動と分布の変化
気温と湿度の変化は、 カビの分布に直接影響する。
これまで発生しにくかった地域で、 新たな種類のカビが見られるようになる可能性もある。
季節の境界が曖昧になることで、 活動期間が長くなるカビも増えるだろう。
これは異常ではなく、 環境変化に対する自然な反応だ。
🏙️ 2. 都市化と人工環境への適応
人の生活圏は、 今後も拡大し続ける。
建物、インフラ、 空調によって整えられた空間は、 一部のカビにとって安定した環境になる。
自然環境から切り離された場所で、 都市型のカビが定着する可能性は高い。
カビは、 「自然の中」だけにいる存在ではなくなっていく。
🧪 3. 管理技術が進んだ先で
除湿、換気、 抗菌素材。
管理技術は今後も進歩する。
だがそれは、 カビを消す技術ではない。
活動の範囲を調整する技術だ。
管理が高度化するほど、 カビは条件の隙間に適応する。
完全な制御ではなく、 変化を前提とした対応が求められる。
🔄 4. 分解者としての役割は変わらない
環境が変わっても、 カビの基本的な役割は変わらない。
有機物を分解し、 次の循環へつなぐ。
その働きは、 自然環境でも、 人工環境でも続く。
これからのカビは、 新しい場所で、 同じ役割を果たし続ける。
🫧 詩的一行
カビは、変わる環境の中で、役割を変えずに生き続ける。
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