🌱 植物プランクトン15:淡水と海の植物プランクトン ― 水域で変わる姿 ―

植物プランクトンシリーズ

同じ植物プランクトンでも、
淡水と海では、
その姿は大きく異なる。

水の性質が変われば、
生き方も、
残る系統も変わる。

植物プランクトンは、
水域そのものを映す存在だ。

🌱 目次

💧 1. 淡水という閉じた世界

湖や池、河川といった淡水域は、
海に比べて、
はるかに閉鎖的な環境だ。

水量は限られ、
栄養の流入と滞留が起きやすい。
そのため、
植物プランクトンの増減は、
急激になりやすい。

淡水では、
緑藻や藍藻が優占しやすい。
環境条件が少し変わるだけで、
支配的な顔ぶれが入れ替わる。

淡水の植物プランクトンは、
変化に敏感な存在として、
水質をそのまま映し出す。

🌊 2. 海という広がりのある環境

一方、海は、
圧倒的な広さと、
つながりを持つ。

水は動き、
混ざり、
栄養は場所を変えて循環する。

この環境では、
珪藻のように、
量と安定性を持つグループが、
広く分布する。

海の植物プランクトンは、
局所的に増えても、
全体としては、
比較的なだらかな変動を示す。

🔄 3. 同じ名前、違う構成

「植物プランクトン」という言葉は、
淡水でも海でも使われる。

しかし、
その中身は同じではない。

淡水で普通に見られる種が、
海ではほとんど存在しないこともある。
逆もまた同じだ。

塩分、
水の動き、
栄養の供給。

それらの違いが、
同じ役割を持つ別の存在を、
それぞれの水域で選び出している。

⚖️ 4. 水域が生き方を選ぶ

植物プランクトンは、
自分で水域を選ばない。

与えられた環境の中で、
生き残れる系統だけが、
残る。

淡水では、
変化に耐える柔軟さが求められ、
海では、
広がりの中での持続性が問われる。

植物プランクトンの違いは、
生物の違いというより、
水域の性格の違いだ。

彼らは、
水のあり方を、
そのまま形にしている。

🌙 詩的一行

水が違えば、支える姿も変わった。

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